新しいまちづくりが始まります!(平成18年10月1日号)

更新日:2020年10月01日

9月6日、本庄早稲田駅周辺の新しいまちづくりが国から許可されました。元の計画は大幅に変更され、都市再生機構が駅周辺約65ヘクタールの土地を事業費約137億円かけて区画整理をすることとなりました。これまで心配されていた地権者ならびに市民の皆さまには長らくお待たせいたしました。
厳しい財政難の中、このまちづくりは市にとって非常に大きな課題です。今回の整備に含まれなかった周辺の地域との整合性の問題、また国や県も大変力を注いでくれるとはいえ、それでも今の市には重い負担がかかります。
しかし、だからといって開発事業を止めてしまっては、すでに市街化区域となり土地取引が容易になった駅前を放っておくことになります。そうなると道路などのインフラがほとんど未整備のまま、小規模の住宅やアパートだけが無秩序に建てられ、駅周辺の価値が台無しになることは明らかです。
私はこの開発について財政難の中、しかも緊急に整備を進めねばならないという、相反する矛盾をどう乗り越えて行くか考えました。幸い企業からの進出の打診もありますし、駅の乗降客も4,000人を越えて増え続けています。国、県の力を最大限に活かし、市も出費に出来るかぎり工夫をしつつ、最大の経済効果を生み出すための方策として、今回の事業を推進することを決断いたしました。しかもただインフラを整備するのではなく、交通の結節点、早稲田大学の研究拠点という地の利を最大限に活かし、企業や住宅を出来る限り誘致し、北関東全体を視野に入れたまちを、また景観に配慮した美しいまちを創りたいと考えております。機構、県との信頼関係を基盤に、今後とも地権者、市民の皆さまのご理解をいただきながら、市としてなすべきことに全力で取り組んでまいります。
新しいまちづくりのスタートを祝福するかのように、本庄早稲田駅の東側の丘に夜になると光の文字が美しく輝いているのをご存知ですか。後日あの丘を市民の手により、ろうそくの光で埋め尽くすイベントが企画されているようです。市民のアイディアが美しいまちを創る、そんな時代を予感させるイベントになると期待しています。

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