地域に根ざした国際交流(平成25年2月1日号)

更新日:2020年10月01日

国際交流協会クリスマス会で万国旗が飾られてあるホールに大勢の人が集まっている写真

「国際交流」と聞くと、外国の姉妹都市との交流を想像しがちですが、まずは本庄市に住む日本人と外国人が、地域社会において共に仲良く生活していける環境を整えること、これが何より大切であると私は考えております。
本市は、現在約2,000人の外国籍の方が住んでおり、総人口に占める割合が県内で6番目に高い自治体です。ブラジルの方が最多で、次いで中国、フィリピン、ペルーの順となっています。仕事で来日した方々が最も多く、早稲田大学大学院などに通う留学生もいます。
外国人にとって日本で暮らす最大の課題は、言葉です。日本語に習熟し日本社会の中で仕事をされている方もいれば、同じ国籍同士のコミュニティの中だけで過ごす方もいます。日本の地域社会との接点がないまま、文化、習慣の違いから無用のトラブルが発生するケースも見られます。
現在市では、日本での生活習慣マナーや緊急時の対応等について各国語で記した冊子を市役所窓口で配布しています。教育委員会では、外国籍の子どもたちのために市内4つの小中学校において日本語指導教室を設置し、子どもの日本語教育と保護者の教育相談に対応しております。また市の「地域防災計画」の中では、外国人を災害弱者にしないためのさまざまな施策も掲げております。
平成8年に設立された「本庄市国際交流協会」では、日本人と外国人が共に参加するさまざまな交流事業(多国籍料理教室、音楽の夕べ、手づくりの各種パーティーなど)や、外国人が日本の地域社会で快適に生活でき、また住民としての自覚も持っていただけるよう、無料の日本語教室や日本文化体験講座などを開催。さらに日本人向けの外国語講座も開催するなど、さまざまな事業を行っております。多くの事業が会員のボランティアで支えられており、昨年のクリスマスパーティーでは200人もの方が参加され大変盛り上がりました。国際交流協会では新しい会員の方も募集中です。みなさんもぜひ参加してみてください。

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