大雪被害について(平成26年3月1日号)

更新日:2020年10月01日

大雪で倒壊したハウスの写真

この2月、本市は大雪に見舞われました。特に14日から15日にかけては、気象観測始まって以来の65センチメートル(本庄県土整備事務所での観測)という積雪を記録しました。各地で住宅や企業の倉庫、車庫、カーポートが、また多くの農家でビニールハウスがつぶれ、大変な被害が発生しました。被災された皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。

当初、事故などの影響で、国道や県道などの幹線道路でさえ除雪作業は困難を極めました。数限りある作業車、機械を駆使し、不眠不休で頑張っていただいた市内業者の皆さまに感謝申し上げます。

市には、数多くの被害についての報告や除雪の要望がありました。その中には切実な訴えもあり、応対する職員も理解しつつ当初は何ともしがたい状況で、私も報告を受け、実に忍びないものがありました。

特に今回の大雪により被害を受けた各農家においては、生産拠点を一挙に失い、途方に暮れる方々も数多くおられます。崩れたハウスの中で、まだ商品価値のありそうなイチゴを懸命に摘む被災農家の奥さんの姿に、私も思わず涙が出ました。国や県、関係機関と連携をとり、復旧に向けて市長としてできる限りの力を尽くしてまいります。

一方、各地域においては住民の皆さまが自発的に歩道や生活道路の除雪に取り組んでいただき、また高齢者、障害者などへのお声掛けや見守り、買い物の代行や病院への送迎などに大きな力を発揮され、私も改めて本市における「地域」の結びつきの強さを感じました。数多くの皆さまの善意と行動に、心から敬意と感謝を申し上げます。

今回の大雪被害は、災害が少ないとされる本庄市にとって近年にない甚大なものとなりました。本市は災害が少ない分、むしろ災害には「弱い」地域であることを、我々は認識しなければならないと強く感じました。

今回の教訓を今後の安全安心のまちづくりに活(い)かして行かなければなりません。

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