「本庄駅北口周辺整備基本計画(案)」について(令和3年11月1日号)

更新日:2021年11月01日

先月からパブリックコメントを実施してきた「本庄駅北口周辺整備基本計画(案)」。駅北口の開発や周辺市街地の道路整備について具体的な箇所に言及した初めての計画です。昭和の時代まで繁栄した本庄駅北口周辺市街地(以下「駅北口市街地」と表記)ですが、平成以降多くの商店がシャッターを閉め、老朽化が著しい空き家が増え、衰退した状態にあります。
私自身、この状態を何とかせねばという思いを平成17年の旧本庄市長就任当初から抱いておりました。しかし、当時の本庄市にとって最も大きな課題は、本庄早稲田駅周辺の開発でした。そして合併となり、旧児玉町の児玉南土地区画整理事業や市街地また各地区のさまざまな道路改良事業、下水道事業等も新市の急務となりました。
この間、駅北口市街地の道路や面整備は見た目には全く進みませんでした。本庄早稲田や児玉を優先したから、だけではありません。実は市街地の規模が格段に大きく、境界を定める地籍調査が未実施の箇所が多いことなど、一朝一夕では解決しない問題が山積していた(いる)からなのです。
行政も無策だったのではありません。段取りを踏んで、地籍調査や空き家対策も本腰を入れ始めました。一方、はにぽんプラザの新築や本庄レンガ倉庫の改修、蔵の活用など、いわば「点」でのまちづくりも進み、市民の力によるまちなか活性化の事業も増えました。先行した本庄早稲田の杜や児玉南の整備は人口の社会増・維持という結果を生み出しています。いよいよ手つかずだった駅北口市街地の再生に向けたまちづくりの下地ができたと言えます。
今回の計画は費用対効果を考えつつ、必要な箇所の道路整備や駅北口の開発を行い、管理されていない空き家を整理しつつ土地の活用をはかり、一方、古くても良き建築物はリニューアルし活かす、行政と市民の力による息の長い取り組みです。若い世代の呼び込み、歩いて暮らせる回遊性のあるまちづくりにも挑戦します。将来的に多くの人が暮らし、さまざまな魅力的なお店・場所ができ、歴史を活かしたスポットに光が当たるよう、魂を込めて取り組んでまいります。
課題満載の駅北口市街地を持続可能なまちに甦らせるため、皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

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