善意に感謝（令和5年12月1日号）
歳末となりました。本庄市社会福祉協議会（市社協）では、日頃から生活に困難を抱える方へさまざまな支援を行っています。本年も善意のご寄附を活用し、経済的に苦しい市内の子育て世帯を応援します。
これは、市内在住の18 歳以下（18 歳到達後、最初の3月31 日まで）の同居の子がいる「食」にお困りの、ひとり親世帯、就学援助世帯、住民税非課税世帯、休業や失業等により収入の減少が著しいなど毎日の生活に苦慮している世帯、のいずれかに該当する世帯（生活保護世帯は除く）を対象とした事業です。
内容ですが、ひとつはクリスマスケーキの無償配付です。先述の状況に該当し、事前に申し込んで当選したご家庭に、クリスマス前後の3日間に9つの洋菓子店のご協力で、4号サイズの生デコレーションケーキを合計500 個用意していただき、各店舗で配付します。どのお店も非常に忙しい時期の中、実費負担だけで手間はボランティア。持出しもあるかもしれません。頭が下がる思いです。この事業は、今年で4年目となります。
もうひとつは、おこめ券の無償配付です。全国共通おこめ券を2,000 枚（250 世帯分）を用意し、クリスマスケーキと同様、申し込んで当選したご家庭に、お子さんの人数により枚数を調整して配付します。クリスマスケーキの配付を補完する意味もあり、今年で3年目となります。
「お母さん、今年初めてのケーキだね、と喜ぶ子の姿に涙が止まりません」など、こちらも目頭が熱くなるような感謝のお手紙が市社協に寄せられています。困ったときはお互いさまです。ぜひ、頑張っている親御さんに親孝行できる、良い大人に育って欲しいと願わずにいられません。
さまざまな理由から生活費を切り詰めざるを得ない子育て世帯が多い中、本庄で育つお子さんが食べ物に不自由することがあってはならない、そう強く思います。この事業は、すべて善意の皆さまのご寄附で賄われています。報道で知った、と遠く名古屋からも毎年10 万円を送ってくださる方もいらっしゃいます。この場をお借りして、皆さまの善意に市長また市社協会長として、心からお礼申し上げます。
更新日：2023年12月01日