情報の取捨選択と活かし方(平成18年3月分)

更新日:2020年10月01日

おはようございます。厳しかった冬もようやく終わりを告げましたが、まだまだ寒い日も続くようです。3月の月いちメッセージをお送りいたします。今日も最近市長として感じていることをいくつかお伝えしようと思います。
合併してはや2ヶ月がたとうとしております。年度末ということも重なり、皆さま方には大変忙しい日々かと思います。これまでの合併協議の中で、多くの課題について統合の合意がなされたわけですが、実際の作業は合併後に行われているものがほとんどで、今現在、現場において多くの職員の方々が作業に忙殺されていると聞いております。あらためて皆さま方のご労苦に敬意と感謝を申し上げます。
私は就任の挨拶でも申し上げましたが、やる気のある職員がさらに頑張れる、報われる市役所づくりはどうしたらできるだろうか、と常々思っています。市長としてなかなか目配り気配りは行届きませんが、時々皆さま方からのメールによって、現場で何が起きているか、生の声も聞かせていただいております。また、職員提案制度による皆さま方からの提案も、企画課からまず私のところにメールで送られてきます。膨大な事務量に追われつつも、前向きな考えで仕事を頑張っている方々からのメールは、私にとっても大きな励みになります。また、問題点の指摘やさまざまな提案は、すぐに解決あるいは実行できないものも沢山ありますが、しかし、職員の方々が今現在、何をどう感じているのかを知るための、大変有意義で貴重な情報源です。
実際、市長のところにはさまざまな情報が集まってきます。情報の活かし方の重要性をひしひしと感じるこのごろです。大切な情報なのに私の感度が悪くて忘れてしまったり、知らなくても良いことまで知ってしまったり、あるいは知っていても何ともしようがなくもどかしい思いをすることも多々あります。一口に情報といっても玉石混交で、その取捨選択そしてどこにアンテナを張るか、どこにチューニングを合わせるかは、ひとえに私のセンスまた力量にかかっているのだろうと感じております。くれぐれも変な情報には踊らされないよう気をつけたいと思います。
思うにリーダーとしての資質とは、自分のところに寄せられる情報の取捨選択と、その活かし方が的確かどうかによる、と思います。私自身、いつもリーダーとしての資質を皆さま方に問われる局面に立たされている、という緊張感を持っております。これは実に身の引き締まる緊張感でありますが、同時にファイトが沸いてくる緊張感でもあります。
より良い市役所づくりのため、市長として自らの判断力を向上させ、情報の取捨選択と活かし方をより的確にしてゆくために、私は今後各課の管理職クラスの方々と順次懇談の場を持ち、また昨年と同様に皆さま方の働く現場を見てまわりたいと考えております。おそらく年度またぎになり、かなり時間もかかると思いますが、現場の第一線で陣頭指揮を執っている方々とお話をし、直接現場を見ることが、まだまだ発展途上の私に何より必要な作業であると思うのです。
新市の行政への期待は大きいものがあります。先日、児玉町商工会青年部の方々と懇談しました。うれしかったのは、地域を明るく導く市役所づくりのために、市長と職員の皆さま、行財政改革頑張ってくださいとのエールをいただきましたのでお伝えします。
3月議会も今日が開会日です。議案質疑の想定問答、一般質問の答弁書づくりなど、関係各位にはご苦労いただきますが、何とぞ宜しくお願いいたします。それでは皆さま、今月もお仕事頑張ってください。

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