平成24年度のスタートにあたっての訓示(平成24年4月分)

更新日:2020年10月01日

市長訓示

みなさんおはようございます。平成24年度のスタートにあたり、訓示いたします。
昨年度は、さまざまな課題の解決とこれまでの事業の見直し、新しいチャレンジに、みなさんとともに励んできました。そして、本庄市役所としてさまざまな成果をあげることができました。
華々しく見える成果も、その蔭(かげ)には大変地道な努力の積み重ねがある一方、長い間地道な努力を重ねても、満足行く結果がなかなか出せない現状もあると思います。
しかし、たとえ大きな成果が出たとしても、そこであぐらをかけばそれは将来への良きステップにはならず、逆に思ったような成果が出せないでいるとしても、たゆみない努力やチャレンジの積み重ねが、やがては大きな花を咲かせることにつながると思います。
そういう意味で、年度替わりというのは、これまで続けてきた市役所の仕事全体の点検を行い、事業の継続、見直し、工夫改善などを図るため、私たちが心にリセットをかけていく大事な機会です。
去る3月30日、市長部局、教育委員会を合わせ実に34名の方々が本庄市役所を後にされました。今年は部課長の退職者が多かったため、人事異動はかなり大規模なものになりました。
当たり前の事ですが、異動した人には異動の理由があり、そしてまた、異動しなかった人にも異動しない理由があります。理由というより、その部署に新たに就くのも、その部署に引き続き留まるのも、それぞれ積極的な意義がある、と言った方が良いかと思います。
私は、組織に所属する一人ひとりの存在は、組織全体を構成するかけがえのない存在であり、同時に一人ひとりが組織そのものを体現していると考えています。
つまり本庄市役所という組織にとって、私たち職員一人ひとりは、その組織を構成するかけがえのない存在であり、同時に私たち職員一人ひとりが、それぞれ本庄市役所全体を体現しているということです。
どの部署も市民の福祉増進のため、市政進展のため、持続可能なまちづくりのために不可欠の存在です。そして市民の安全と安心を守るために、時代の変化に合わせて、組織も不断の努力で変わっていかねばなりません。年度替わりによる人事異動、組織編成、私たちの心のリセットは、そのためにこそあると確信します。
異動の有無にかかわらず、世のため、後のため、今日からの部署がその人にとって、今年度一番ふさわしい、頑張っていただける部署であります。そしてまた私たち一人ひとりが、そう確信を持てるよう、今日ただいま心にリセットをかけ、今後とも成果にあぐらをかかず、満足いく結果が出なくとも腐らず、逆風に勁(つよ)く、倦(う)まず弛(たる)まず、自ら魂を込めて、地道な工夫と努力の積み重ねを続けていきましょう。私も市長職に徹していこうと心新たに決意しています。
以上で年度当初の訓示といたします。最後になりますが、みなさんが何より体を大切にされ、ご家族共々健康第一で1年間頑張っていただくことをお祈りします。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

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