人事評価制度の導入にあたって(平成26年9月分)

更新日:2020年10月01日

 みなさんおはようございます。9月1日になりました。今月の月いちメッセージをお送りします。子どもたちの夏休みも終わり、各家庭でも日常の光景が戻って来ました。みなさんもどうぞ体調には十分気を付けていただきたいと思います。
 さて明日から「ゆるキャラグランプリ2014」が始まります。8月30日には市役所1階市民ホールで、「はにぽん」のおたんじょうび会と出陣式が、大勢の市民のみなさんの参加のもと盛大に行われました。携わっていただいたみなさんに心から感謝し、また改めて明日から始まる「はにぽん」への投票を我々市役所職員挙げて一人一日一票、ぜひよろしくお願いします。
 では本題に入ります。先日、今までの勤務評定に代わり、今年から新しく始める人事評価制度の概要について担当から説明を受けました。詳しい内容についてはすでにみなさんもご案内の通りだと思います。
 私は、新たな人事評価制度の一番の肝は、組織内の意思疎通、コミュニケーションを良くしていくことだと思います。
 組織内の意思疎通を良くすることで、みなさんにはそれぞれ自らの課題や、組織の中での役割をより明確に意識していただきたいです。そして課題の解決策、打開策を見出して、上司や組織に臆せずに発信し、また、自らの日々の業務を改善していただきたい。そのうえで市民のために、世のため、後のために、自分自身の向上のためにも、さらに良い仕事のできる本庄市職員になっていただきたい、そう私は願っていますし、そうなると確信しています。
 さて、今回の新しい人事評価制度に限らず、新制度の導入には、どうしてもさまざまな課題が出てくると思います。
 ここでちょっと組織論について話しをすると、およそ洋の東西を問わず、国家、民族、企業、どのような集団あるいは組織であれ、それぞれ歴史を積み重ねています。歴史を積み重ねるということは、その時その時に課題があり、失敗体験も、またそれを苦労しながら乗り越えてきた成功体験もあります。そして、ある一定の制度の下で長い歴史が積み重なれば、新しい制度の導入は非常にエネルギーの要ることだと思います。組織によっては危機に瀕する場合もあるでしょう。
 こうした中、自らの歩んできた歴史や文化の自律性を保ちながら、直面する圧力を自らの未来への生き残りのためのエネルギーに変える、という形で危機を乗り切ってきた国家や民族、企業もあるのです。私はその代表的な国は日本だと思います。ここでは深く言及しませんが、我々国民は日本の社会が持つ、真の勁(つよ)さにもっと自ら気付くべきと思います。
 そして我が国に限らず、自律性を保ちながら新しい変化の潮流を取捨選択しつつ、あるいは自ら変化のエネルギーを生み出し、生き残ってきた国、民族、企業、そういった集団あるいは組織の共通点は何か。それは構成員同士の意思疎通による団結力、チームワークがあるということに尽きると思います。団結力は決して押し付けで生み出されるものではなく、まさにお互いの意思疎通、コミュニケーションが生み出すものです。相手を知り、自分を知り、お互いを信頼し、それぞれが所を得て組織の中の役割を果たすことで醸し出されるもの、であります。そしてそういう組織は、新しい潮流を自らの飛躍のチャンスとして掴み取る、活用する、そんなしなやかさ、勁さを持っていると思います。
 私は、今回の新しい人事評価制度が、みなさん一人ひとりを、市役所を、そして本庄市を、みなさん自らが育て、高められるような、そんなエネルギーを生み出す仕組みとして活用される事を願っていますし、そうできると確信しています。
 最後にもう一言、本庄市行政も常に新しい時代の波にさらされ、現在でもさまざまな変化に直面し、またこれからもするでありましょう。今の時代、組織は常に危機にさらされていると言っても良いでしょう。大切なのはお互いの意思疎通とお互いを認め合い協力し団結し、しかも互いに切磋琢磨する向上心を忘れないことであると思います。世のため後のため、市民のための大事な仕事を背負っている我々は、変化を恐れず、しかも大切なものを見失わず、日々がんばってまいりましょう。
 以上で今月の月いちメッセージを終了します。

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