JR本庄駅北口駅前広場等の再整備について(令和8年3月2日)

更新日:2026年03月04日

広報ID : 21292

皆さん、おはようございます。3月になりました。年度末です。本年度最後の月いちメッセージをお送りします。
先月26日、JR本庄駅北口駅前広場等の再整備について、その具体的な方向性を記者発表にて公表しました。再整備案の内容について説明は省きます。今日はこれまでの経緯と、なぜ今後この整備に取り組むのかという点について、改めて職員の皆さんにお伝えします。
本庄駅北口については、以前から様々な課題が指摘されてきました。狭いロータリーにバス、タクシー、自家用車が集中し、安全性や利便性の面で改善が求められてきたこと、また周辺の土地利用が複雑で、駅前としての機能、本庄市の主要な玄関口の空間のあり方について様々な課題を感じていた方も多いと思います。
問題は駅前広場だけの話ではありません。平成初期から、旧本庄市では北口一帯について、スプロール化した古くからの市街地を再生する「北口まちづくり」という大きな構想を掲げて来ました。駅前広場の整備も、その構想の一部として位置付けられて来ました。
しかし、北口まちづくりの対象である古くからの市街地は、そもそも地籍が画定していないという根深い問題を抱えていました。ハード面の整備を行うにしても、民地の境界が画定していないことは大きな足かせでした。
一方、平成期の本庄市の都市整備は、新幹線新駅の設置と新たな都市開発という大きな目標に向けて力を注いでいました。新駅設置も大変な事業でしたが、平成16年春に本庄早稲田駅ができた後も、当初計画されていた大規模な区画整理事業が、施行者であった地域振興整備公団の整理統合で先行き不透明になり、整備内容の変更と、新たな開発事業を軌道に乗せることが最大の課題でした。そして新本庄市の誕生後は、この本庄早稲田駅周辺整備と並んで、児玉地域の児玉南土地区画整理事業の再開や様々なインフラ整備を優先してきたことも事実です。
もちろん北口について手をこまねいていた訳ではありません。駅前だけでなく、古い市街地の抱える課題が多岐にわたるなか、どのような手法、どのような手順での整備が望ましいか、まさに担当者も私も悩みながらこの課題と格闘して来ました。
こうした長年の経緯を踏まえ、近年、市として本格的な検討が始まり、北口まちづくりの対象である古くからの市街地において、長年の懸案事項であった地籍調査に着手。そして令和4年1月、本庄駅北口周辺整備基本計画を策定し、公表したところです。このなかで駅北口ロータリー周辺の整備方針を定め、その後、約3年にわたり、周辺民有地へのマンションや公共施設建設を含む再開発も視野に入れて検討を進めました。
しかし、建築資材の高騰や投資回収の見込み、そして将来にわたる財政負担などを総合的に考えるなか、民有地も含んだ規模の大きな再開発事業はなかなか難しいと判断。実現可能性と利用客の安全性、利便性を重視し、より着実に前へ進むことが重要であると考え、ここ1年で事業手法と規模を見直し、方向性を整理。対象地権者のご理解も得て、今回の再整備案の公表に至った次第です。
この間、理想と現実の間で判断は容易ではありませんでしたが、公が行うべき線はどこまでか、一方、民間投資を呼び込む方策についても検討し、このかたちが本庄市にとって持続可能で将来に責任を持てる方向性であると確信して打ち出したところです。
なお、本庄市には、本庄駅、児玉駅、本庄早稲田駅があり、それぞれが異なる役割を担っています。今日は児玉駅と本庄早稲田駅については言及しませんが、どの駅周辺にも課題があり、また可能性があります。都市づくりは、一つの事業だけで変わるものではありません。市全体を見渡しながら、それぞれの駅周辺整備について、それぞれ異なる事業を、財政状況も勘案しながらではありますが、時として同時に取り組みを進めていくことも必要と考えます。
私は今期のビジョンとして「本庄流 経済の好循環」を掲げました。公共投資によって都市の価値を高め、それが民間の活動を呼び込み、税収となって次の投資へつなげることも重要な手法の一つであり、その循環を、無理なく、しかし確実につくり出していくことがこれからの自治体経営には求められていると考えます。今回の駅前整備も、その循環につながるよう努めてまいりましょう。
完成までには長い時間を要します。しかし、都市づくりとは、まさに時間をかけて積み重ねていく営みです。日々の調査や協議、設計や積算の一つひとつが、将来の本庄市の姿につながっていくと確信します。職員の皆さんとともに、この取り組みを確かな形にし、本庄市の次の時代につながる都市づくりを着実に進めてまいりたいと思います。
以上で月いちメッセージを終わります。年度末、皆さん身体には充分気をつけて乗り切ってまいりましょう。

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