吉田市長6期目就任に伴う訓示を行いました(令和8年2月5日)

更新日:2026年02月06日

広報ID : 21455
市長就任訓示を述べている吉田市長の写真

皆さん、おはようございます。本日から、私、吉田信解の6期目の市政運営がスタートいたします。
あらためて、市政を担う責任の重さに身の引き締まる思いであると同時に、ここに集う管理職の皆さんはじめ、全ての市職員の皆さんとともに、次の本庄の未来を切り拓いていけることを、大変心強く感じております。
コロナ禍は過去の出来事になり、日本経済には新たな成長の兆しが見えています。今こそ、この流れを本庄市の成長へと確実につなげていく好機であり、このチャンスを逃してはならない、これが私の強い思いです。
私は6期目に臨むにあたり、「本庄流 経済の好循環 市民のためにもっと稼げるまちへ」をビジョンとして、「稼ぐ力」「くらしの充実」そして「未来への育み」の三つのテーマを掲げました。そしてこの三つのテーマの好循環に、本庄市が進むべき道があると考えています。
今回6期目を迎えることについて、多選とのご指摘があることを謙虚に受け止めつつ、その上で、現在お預かりしている国や県での役職、そしてこれまで培ってきたネットワークを、市政の前進、政策実現のために、最大限に活かしていく決意です。
私自身、長らく市長の職にあって、本庄市、そして同じように奮闘している他市の状況を見る中で、ある確信を持つようになりました。それは、基礎自治体は地方分権の「単なる受け手」ではないということです。主権者である市民の負託を受け、自ら考え、自ら決断し、地域の未来に責任を負う、役所と言うよりむしろ地方政府と言って良いと思います。
もちろん、国や県の制度を変える権限は、私たちには直接はありません。しかし、制度のもとで現場を変える責任と力は、間違いなく私たちにあります。
単に計画をつくり、年度ごとの数値の推移を追いかけるだけの組織ではなく、市民に寄り添い、より良い方向への行動変容を、ともに促しながら、超高齢社会にあっても、持続可能で、一人ひとりが幸せを実感できる地域をつくる、そんな自主性、主体性のある組織になれるよう、日々心新たに取り組んでまいりましょう。
さて、本庄市は、児玉郡とともに、首都圏に近接する交通の結節点という地理的優位性と、大規模災害の被害が非常に少ないという歴史を有しています。
私はこの強みを最大限に活かし、議会や市民の皆さまからも期待の声をいただいている、防災庁誘致をはじめとした国の動きへの対応、さらには群馬県南部も含めた上武連携構想に、引き続き力強く取り組んでまいります。本庄の優位性、将来への可能性を、広域的な視点、国家的な視点からも引き上げていく、PRしていくことを、6期目の政策的な柱にしてまいりたい、ぜひ職員の皆さんにもご理解とご協力をお願いします。
それでは先ほど掲げた三つのテーマ「稼ぐ力」「くらしの充実」そして「未来への育み」について、それぞれに掲げた公約も含めお話します。なお一つひとつの公約については申し上げませんが、それぞれとても重要な施策です。今後、職場内の掲示板や市のホームページに掲載しますので改めてご覧下さい。ここではかいつまんでお話をいたします。
まず、「くらしの充実」からお話します。
超高齢社会のなかで福祉・保険制度をどう持続させ、どうすれば健康長寿に資する社会をつくることができるのか、自治体行政は常に大きな葛藤を抱えながら現実に向き合っています。
国保や後期高齢者医療など、今後、被保険者の負担増は避けられません。制度がそうだから仕方ない、というだけで本当に良いのでしょうか。先ほど私は、単に計画を作り、その推移を見ているだけ、ではなく、市民一人ひとりに寄り添い、より良い方向への行動変容を共に起こせる行政でありたいと言いました。まさに基礎自治体は、健康づくりや予防、エコライフ、社会参画、コミュニティを支える人と人とのつながりの再構築、といった行動変容を、市民とともにできる限り促すところにその存在価値もあると思うのです。
他にも、防災・減災、防犯、地域交通、公共施設の機能向上、インフラの強靱化、医療体制の維持、重層的支援体制推進、多岐にわたる環境問題の解決など、市民の安全・安心と直結する分野を、行政として、また市民や企業、団体と共に、着実に前へ進めてまいりましょう。あわせて、デジタル技術を活用した行政サービスの向上、窓口のワンストップ化、部局横断による支援体制の強化など、「使いやすく相談しやすい」と実感していただけるよう努めましょう。
また、少子化への正面からの対策として、本庄市社会福祉協議会とも連携し、結婚を希望する方々に寄り添った結婚支援、希望する若い方の背中を押す仕組みを創ること、これは広く「稼ぐ力」にも通じる多様な地域活力の創出の一つだと私は考えます。
さらに、共和公民館跡地に整備を予定している温水プールを備えた複合施設については、「くらしの充実」と、次に話す「未来への育み」の二つのテーマにまたがる大きな事業です。
子どもの健やかな成長、市民の健康と生きがい、そして公共施設の再編という行政の責任を同時に果たす事業として、4年間の任期中にしっかり形にして行きたいです。
以上「くらしの充実」について申し上げました。
次に、「未来への育み」です。
子どもたちが安心して育ち、学び、挑戦できる環境を整えること。子育て世代が本庄に住み続けたいと思える、そして老若男女あらゆる世代の人々が生き甲斐と将来への希望を持てる、そして何より、自ら世のため後のため、社会を担う気概、支えあいとチャレンジの精神をもって日本の未来を切り拓く人材が育つ、まさに未来へ向かって人々が育み育まれる、そんな本庄市であって欲しいですし、そのような本庄市を創ってまいりましょう。
そのために、保育・子育て支援の充実、教育環境の整備、学校と地域が連携した体験・探究の機会づくりを進め、あわせて、生涯学習、スポーツや文化芸術活動の深化、文化財の保護と活用、伝統文化継承、そして地域活動を通じた人づくりにも力を入れてまいりましょう。
特に子育て支援については、昨年、基礎自治体の結束によって実現した小学校給食費のいわゆる無償化による財源のプラス面を活かしつつ、さらに踏み込んで、周辺自治体との格差が無いよう施策を進めてまいりたいと考えます。
さらに今期の最重要課題の一つでもある、本庄東小学校、藤田小学校、仁手小学校の令和13年度統合に向けた準備を着実に進めるとともに、統合後の学校跡地、公民館や児童センターのあり方についても、先送りせず方向性を示してまいりましょう。
地域の将来に関わるテーマだからこそ、市民の皆さまと膝を突き合わせて話し合い、しかもどこかで決めなければならない「決断」があります。これまでもそうでしたが、私自身もその責任から逃げず、正面から向き合ってまいります。
また近年、市民そして企業の皆さまによる様々な寄附が増えて来ました。善意の寄附にもご支援いただきつつ、子供達の貧困問題の解決、負の循環を断ち切り、未来へ向かってプラスの循環が起きるよう、アスポート事業などの更なる深化に努めてまいりましょう。
以上、未来への育みについて申し上げました。
そして最後に、「稼ぐ力」です。
皆さまお分かりの通り、私が申し上げている「稼ぐ力」は、それ自体が目的ではありません。市民のくらしを守り充実させ、未来への育みに責任を果たし、本庄市が持続可能なまちであり続けるためにこその「稼ぐ力」です。
私は今後10年ほど先を見据え、市税収入を現在のおおむね120億円規模から150億円規模へ引き上げることを目標に掲げます。まずは今期4年間で、約10億円規模以上の上積みを目指します。本庄市の力をもってすれば不可能ではありません。不交付団体一歩手前くらいまで市税収入をあげられるはずです。
そのために、企業立地の促進、地元企業の設備投資支援、未利用地の活用、新たな産業集積の形成、農業の付加価値向上、観光やイベントによる交流人口の拡大など、地域経済全体を底上げしてまいりましょう。
国道17号本庄道路、462号線の四車線化構想など、道路整備も極めて重要です。道の駅構想もぜひ方向性に道筋をつけたいです。あわせて、国や県の補助制度、交付金、実証事業を、確実に取り込み続けることも不可欠です。
また、本庄駅周辺、本庄早稲田駅周辺、児玉駅周辺の整備は、単なるハード整備ではありません。本庄市の「稼ぐ力」を高めるための、重要な成長戦略です。
この三つの駅周辺のまちづくりについては、今期4年間で、必ずさらに前へ進めたいです。具体的に言えば、まず、本庄早稲田駅周辺については、未利用地の活用を含め、民間投資を呼び込むための様々な工夫をこらし、研究開発、業務、交流機能などの導入を視野に入れ、本庄の新たな成長エンジンとなる拠点形成を目指します。人口の更なる流入と定住化も進めましょう。
次に、本庄駅周辺については、南口ロータリーの着実なバリアフリー化整備に加え、長年の懸案であった北口ロータリーの再整備に着手し、また本庄銀座通りにおけるウォーカブルなまちづくりを進め、人の流れと滞在を生み出す中心市街地の再生につなげましょう。
さらに、児玉駅周辺については、競進社周辺の土地活用の方向性を定め、東口改札の設置をJRに要望し周辺整備を促し、道路整備の成果により地域の価値を高め、さらなる投資につながる環境を整えてまいりましょう。
これら三つの駅周辺整備は、単なる施設整備ではなく、本庄市の「稼ぐ力」を実際に形にしていく、極めて重要な都市戦略であります。
以上稼ぐ力について申し上げてきましたが、ここで改めて皆さんにお願いしたいのが、全庁を挙げたシティプロモーションです。本庄の価値を、誰に、どう伝えるのか。これは担当だけの仕事ではありません。本庄市が、企業が、市民が、稼ぐ力をつけていくためにも、本庄市役所が、本庄市政府が元気になりましょう。本庄市について、我々が自信を持って語れるようになりましょう。
「くらしの充実」「未来への育み」そして「稼ぐ力」は、それぞれがそれぞれに良き循環を促し、それが本庄市の価値をより高めることになる。これが私のビジョン「本庄流 経済の好循環 市民のためにもっと稼げるまちへ」です。
6期目の4年間は、先送りをせず、課題から逃げず、あえて「結果」にこだわる4年間にします。
どうか職員の皆さんには、それぞれの持ち場において「動く」ことを恐れず、地方政府の担い手としての誇りを持ち、市民のために、本庄の未来のために、まちづくりに魂を込め、世のため、後のため、私とともに全力で前へ進んでください。
結びとなりますが、皆さん自身の健康は何より大切です。ご自身、ご家族そろっての心身の健康保持に努めてください。
世の中は難しいことだらけではありますが、あせらずあわてずあきらめず、()まず弛まず、市政進展のために、ともに頑張ってまいりましょう。よろしくお願いして、私の訓示といたします。

本庄流 経済の好循環 市民のためにもっと稼げるまちへ(PDFファイル:2.8MB)

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