新型コロナウイルス感染防止対策市長メッセージ(令和2年4月28日)

更新日:2020年10月01日

 市民の皆さま、こんにちは。本庄市長の吉田信解です。前回メッセージをお送りしてから三週間が過ぎました。

 本庄市内においてはこれまで新型コロナウイルスに感染された方々が4人となりました。4月27日現在、埼玉県内の感染者は754人、亡くなった方は16人、退院された方は36人となっております。お亡くなりになられた方のご冥福と、感染された方の一日も早いご回復をお祈りします。そして皆さまの不安なお気持ちを、私自身、受け止めてまいります。

 さて現在、政府の緊急事態宣言は5月7日以降、継続されるか未定ですが、本庄市では公共施設の閉鎖を、5月末まで延長しました。また、学校の休校も5月31日まで延期の方向で教育委員会では検討しております。

 この間、救急、医療、保健、介護そして福祉の現場では、多くの方々が日々身を削り仕事にあたっておられます。心から感謝申し上げます。そのおかげと、国民の協力で、日本では新たに感染する人の数が少しずつ抑えられています。この傾向が、さらに続いて欲しいと願うところです。

 そして今回の感染拡大は、飲食や卸売、運送や交通、観光や宿泊などに携わる事業者や従業員の方々に大きな打撃を与えています。現在市役所や社会福祉協議会へ寄せられる、経営また生活が困難となった皆さまのご事情を、私自身も辛く感じております。

 そこで、ここであらためて皆さまへ、この大型連休における感染予防の徹底のお願いと、市として実施また実施しようとしている施策についてお伝えいたします。

 まず感染予防徹底のお願いです。先ほども申し上げましたが、現在、感染のスピードは弱まりつつあり、これまでの対策に一定の効果が出ていることは確実と思われます。ご協力に感謝します。しかし、油断をすれば、すぐにまた感染は拡大してしまいます。

 ですから、感染防止は今が大事である、と申し上げます。連休中はできる限り外出を避け、人との接触を避けてください。ぜひとも皆さまにはよろしくお願いします。

 感染はくしゃみや咳などの飛沫により発生します。どうしても外出しなければならない場合、三つの密を避けることはもちろん、人との距離を約2メートル以上取ってください。例えば買い物はできる限り一人で、あらかじめ買う物を決めて早めに済ませてください。運動や散歩などでも、自分と人との距離をとってください。

 さて、公園についてです。遊具は不特定多数の人が触ることから、手洗い場に石けんを配置しました。コロナウイルスをやっつける最大の武器は実は石けんの泡、なんですね。ぜひいつでもどこでも、手洗いを心がけてください。

 また、元気盛りのお子さんには可哀想ですが、三つの密を防ぐために、本庄総合公園わんぱーく内の遊具は閉鎖する予定です。ご理解ください。

 運動は家のなかでも出来ます。ケーブルテレビや市のホームページでもトレーニングやお口のケアなどを引き続き放映しています。ぜひご活用ください。

 そして体調がすぐれない時、ご自身の体調に不安のある時は、以前からお伝えしていますが、市の広報等でお知らせしているお電話番号で、どうぞご相談ください。

 続いて、経済対策を初め市の施策についてお知らせします。

 まず国ではこの度、国民一人10万円の特別定額給付金を、市町村を通じて希望される方にお渡しする予定です。国から現金が市町村に送られるのはまだ先になりますが、市では準備を進め、現時点では5月中旬以降、皆さまに申請書を郵送いたします。

 また、ゴールデンウィーク明けになりますが、コールセンターを開設し、お電話でご相談いただけるようにいたします。

 また経済的に困難な状況におかれた事業者の皆さまを支援するため、国や県の制度と合わせ、本庄市も議会のご理解とご協力を得て、経済対策を始めております。

 まず、県の融資を市内の中小企業が借りた場合、一定金額までは本庄市が信用保証料と3年間の利子を全額無料にする制度。これには1億7700万円準備いたしました。

 また、休業、失業等により収入が減少し、生活資金にお悩みの方々に、社会福祉協議会による小口資金の貸付制度もあります。すでに150件以上の相談が来ており、60件の申請を受け付け、37件の貸し付けを行っております。

 更に、仕事を失うなどにより収入が減少し、新しい仕事を探している個人への家賃補助制度。国が実施し市も負担していますが、こちらの相談件数も増えており、市の予算も増額する予定です。

 これらは図のように市の商工観光課や生活自立支援課、社会福祉協議会で相談を受け付けておりますのでお知らせいたします。

 さて、現在市内では、多くの皆さまの善意で経済的また社会的にお困りのみなさんを支えようという動きが始まっています。本庄商工会議所、児玉商工会、そして有志の皆さまが、出前や持ち帰りを始めた市内の飲食店などを応援しようと、インターネットのサイトを立ち上げました。市のホームページでご覧いただけます。みんなで市内のお店を支えて参りましょう。

 また、最近多くの皆さまから善意の手作りマスクの寄贈が増えており、御礼申し上げます。市と社会福祉協議会では、この助け合いの輪を広げるため、「ほんじょうマスクバンク」を設置しました。 皆さまには手作りや未使用の布マスク、そして布やゴムなどマスクの材料を、ぜひお寄せください。一定の数が集まり次第、第一弾として妊産婦、市の支援を受けている一部の高齢者、そして障害者の方々で、実際にマスクを必要としている方へお配りします。マスクの数が集まれば、対象者を広げます。ご協力を、よろしくお願いいたします。

 また、県内各地では医療機関や検査機関に雨合羽を提供する動きが始まっています。コロナの検査はその都度感染予防をしなければならず、未使用の雨合羽は使い捨ての防護服の役割を果たすことになります。本庄市社会福祉協議会ではこの未使用の雨合羽の提供も受け付けることになりましたので、併せてご協力をお願いいたします。

 以上申し述べてきたように、経済対策や生活支援については今後とも国や県の制度を活かしつつ、真にお困りの方々に対し、市行政はもちろん、私も協力したい、という市民の皆さまからも応援をいただけるような仕組みをさらに作ってまいりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

 最後になりました。もう一度申し上げます。感染防止の効果が少しずつ表れてきたときだからこそ、今が大事です。

 皆さまと、ご家族の、大切な命を守るため、大型連休は、ぜひご自宅で過ごしましょう。

 みなさんお一人お一人が本庄市の大切な宝です。どうぞよろしくお願いいたします。

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企画財政部秘書課秘書係
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