新給食センターの落成にあたって(平成21年1月1日号)

このたび、本庄地域と上里町の学校に給食を提供する、新給食センターの建設工事が終わり、去る12月13日に落成式が行われました。
本庄市の学校給食は、本庄地域が給食センター方式、児玉地域がそれぞれの学校ごとに作る方式で、児童生徒に安全でおいしい給食を提供しております。
このセンターの建設は、合併前の本庄市にとって非常に大きな課題でした。上里町と共同で運営している現在の給食センターは、築40年を経て老巧化し、ここ10年はたびたび設備に不具合が発生しておりました。故障で給食が出せなくなっては大変だ、という不安を抱えながら、職員一同細心の注意を払って安全な給食の提供に努めてきたところです。
センター完成までにはさまざまな苦労がありましたが、合併前の本庄市・上里町において建て替えの方向で合意し、その後約3年をかけ、給食組合・両市町の議会、学校やPTAなどの教育関係者、そして建設予定地となった小島南自治会など地域住民の皆さま方の温かいご理解をいただき、工事関係者のたゆまぬ尽力で、このたび立派に完成できました。皆さま方に心から厚く御礼申し上げます。
特に私が強調したいのは、児童生徒の食育のために、米飯の回数を増やし、炊き立てのおいしいご飯が食べられるように、独自の炊飯施設を併設したことです。(これまで米飯は毛呂山町のセンターから運んでいました。)なおこの施設は、災害時に炊き出しができるようになっております。また、センター建設室では児童生徒の食物アレルギーについて、学校や保護者の皆さまの協力を得て実態調査を行い、このたびセンター内に県内初の「アレルギー対応給食専用調理室」を設けました。今後一歩ずつ、アレルギーを持つ児童生徒向けの対応給食の提供を始めていきます。
12月6日には、地元小島南自治会の皆さまを対象に試食会を開催しました。250人以上の参加があり、「おいしいね」と好評でした。
今後とも、本庄地域・児玉地域とも方式は異なれど、安全でおいしい給食の提供に努めてまいります。