感染症対策の基本

更新日:2025年12月24日

広報ID : 21153

感染対策の原則

感染対策の原則は、病原体を「持ち込まない「持ち出さない」「拡げない」が基本です。

感染症は「病原体(感染源)」「感染経路」「宿主(人)」の3つの要因がそろうことで感染するため、適切な対策をとることで感染症を予防することができます。

主な感染経路

主な感染経路
飛沫感染・エアロゾル感染

咳やくしゃみで、鼻水などに含まれるウイルスを吸い込むことで感染します。感染を引き起こす粒子の大きさが5㎛以上といわれており、飛沫感染では2m以内に落下しますが、エアロゾル感染では2m以上飛んで感染を引き起こす場合があります。

接触感染

ウイルスに汚染されたところを直接触ることで感染します。

空気感染

飛沫感染と異なり、空気中に漂う小さい粒子(5㎛以下)を吸い込むことで感染します。粒子が小さいため、長時間において空気中を浮遊することができます。

主な感染対策

主な感染対策として「手洗い・手指消毒」「咳エチケット・マスクの着用」「換気」「規則正しい生活習慣」「予防接種」があります。

1.手洗い・手指消毒

感染症の多くは「」を介して体の中に入ることが多いと言われています。日常生活の中ではドアノブ、手すり、押しボタンなど様々な場所にウイルスが付着しており、このような場所を触った手で、自分の目や鼻、口を触ったり、食事をしたりすることでウイルスが体の中に入り感染します。手にウイルスが付着することを未然に防ぐことは難しいため、「手洗い」や「手指消毒」をして、予防することが重要です。

正しい手洗い方法(厚労省HPより)(PDFファイル:236.7KB)

正しい手指消毒方法(厚労省HPより)(PDFファイル:206.3KB)

2.咳エチケット・マスクの着用

風邪やインフルエンザなどは、飛沫感染や空気感染により感染します。正しい咳エチケットやマスクの着用を心がけることで、感染予防だけでなく、感染を拡げることも予防することができます。また、マスクを着用することによって鼻やのどが保湿され、ウイルスや細菌が侵入しにくくなります。

咳エチケット

咳やくしゃみが出るときは他の人から顔をそらし、マスクやハンカチ、肘の内側などを使って鼻と口押えることでウイルスが周囲に飛び散ることを防ぐことができます。

マスクの正しい着用方法

マスクのサイズやマスクのプリーツの向きが間違っていると、効果が半減してしまうため注意が必要です。

・自分の顔の大きさに合ったものを選びましょう。

・プリーツタイプのマスクの場合、プリーツの向きが下になるように装着しましょう。(上向きの場合、プリーツの隙間にウイルスやほこりがたまってしまうため。)

マスクを付けるとき

1.ノーズワイヤーをしっかり鼻の形に合わせる

2.マスクのひもを耳にかける

3.マスクのプリーツを伸ばし、鼻・口・あごを覆うようにしてマスクと顔に隙間ができなようにする

マスクを外すとき

マスクの外側には細菌やウイルスが付着している可能性があります。マスクを捨てるときはマスクの外側に触れないようにゴムひもを持って外し、そのまま捨てるようにします。マスクを捨てた後に手洗いをすることも重要です。また、マスクを使いまわすことはせず、取替えましょう。

 

マスクで口元の湿度を保つことも効果的ですが、適度に喉を潤すことも効果的です。特に冬は夏に比べると、水分補給をしなくなるため、意識的に水分補給を心がけてください。

 

咳エチケット(厚労省HPより)(PDFファイル:156.6KB)

3.換気

空気の通り道を作るために、離れた2か所の窓を開けて換気をしましょう。

窓が1か所の場合では、ドアを開けたり換気扇や扇風機を使うことで効果が大きくなります。

4.規則正しい生活習慣・予防接種

体力をつけ抵抗力を落とさないようにしましょう。また、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠など規則正しい生活習慣を送ることが免疫力を高めることにつながります。

5.予防接種

予防接種はワクチンを接種して自分の体を守る「免疫」を身につけることです。感染症にかからないかかりにくくする感染したとしても重症にならないようにすることができます。特に、子どもや高齢者、基礎疾患がある方は抵抗力が低く、感染症にかかりやすいため、予防接種を受けることは効果的です。

予防接種(子ども・大人)

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課感染症予防係(保健センター内)
〒367-0031
埼玉県本庄市北堀1422-1
電話:0495-24-2003
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