自治会長改選にあたって(平成29年6月1日号)

 本庄市内には85の自治会があります。今年は二年に一度の自治会長の改選期で、60人の新しい自治会長さんが選出されました。また各自治会でも役員さん、支会長さん、班長さんなどの改選が行われました。
 自治会の役割は多岐にわたります。パトロールや防犯灯設置などの防犯活動、民生・児童委員の選出および各委員さんと協力しての単身高齢者などの見守り活動、生き生きサロンなどの健康づくり、環境衛生委員さんと協力しての資源回収や地域の清掃事業などの環境保全活動、あるいは学校との連携事業や青少年育成活動、そして祭礼行事や各種イベントの開催など、いずれも住民自治の原点であるさまざまな活動を、年間を通じて行っています。
 役員さん、支会長さん、班長さんのお仕事も大変ですが、特に自治会長さんには日々さまざまな自治会内の課題が寄せられますので、本当にご労苦の多いことかと存じます。たとえば道路や側溝が傷んでいるので市当局に補修を陳情したり、また、住民間のトラブルや福祉に関するようなさまざまな課題について、地域内で解決したり、あるいは市の福祉担当に相談したりと、それぞれのケースに応じて解決のため奔走されるなど、その活動内容は非常に多岐にわたります。衆望を担っての役であるとはいえ、さまざまな方々から寄せられる苦情も多く、気苦労も絶えないお立場であると思います。
 ある自治会長さんの苦労話をお聴きする機会がありましたが、しかしそれでも住民の方々から「お疲れ様ですね」「いつもありがとうございます」と一声かけていただくと、何よりの励みになるそうです。言葉の力は強いですね。
 市民の皆さまもパトロールその他でご尽力されている自治会長さんや関係者の皆さまをお見かけしましたら、ぜひ一言ねぎらいのお言葉をおかけいただければありがたいです。
 高齢化が進み、また単身世帯が増える中、見守り活動など地域コミュニティーの果たす役割はますます大きくなってくると思います。自治会長さんはじめ関係者の皆さまには、どうぞお体をご自愛のうえ、地域のためのご活動に今後ともお力添え賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。