ご縁あって…トルコ共和国ホストタウンの経緯(令和2年3月1日号)
本年開催される東京オリンピック・パラリンピック。現在国内で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響が心配ですが、この困難が早く解決し無事開催できることを祈っています。
本庄市はご縁あってトルコ共和国のホストタウンとなっております。このきっかけは、地元の皆さまが弱視の方の障害者サッカー「ロービジョンフットサル」の日本代表チームを献身的に支援してきたことに端を発します。
5年ほど前から、サポーターが少なく合宿地の選定にも困っていた日本代表チームに対し、練習会場の提供や送迎、宿泊などの支援を始めたのが本庄市・上里町の皆さまでした。塙保己一生誕の地であり、古くからサッカーが盛んであった当地のこの動きは、ロービジョンフットサルの事務局を務める日本ブラインドサッカー協会の知るところとなります。その後協会とのご縁から、本庄市はパラリンピック競技のブラインドサッカー(全盲の方の障害者サッカー)の、他国選手の合宿地候補に名乗りを上げ、これまたご縁があってトルコ共和国チームの合宿地に決定しました。昨年3月には東京で開催された世界大会に出場したトルコチームが本庄市で合宿をし、選手と小中学生のふれあい行事も行われたところです。
しかし、昨年9月のブラインドサッカーパラリンピック欧州予選において、残念ながらトルコチームは準決勝敗退。東京2020大会への夢は絶たれてしまいました。大変残念な事でしたが、本庄市はトルコ共和国のホストタウンであることに変わりはありません。そこでさまざまな行事を開催してホストタウンの務めを果たすことはもちろん、もしも他の競技種目のチームが本庄市を合宿地として選んでいただけるならと、トルコ共和国の青年スポーツ省大臣にも打診をしていたところです。
この度、トルコ共和国「パラテコンドー」のチームが、本庄で合宿したいとの話がきました。これもご縁ですので、謹んでお引き受けしたいと思います。詳細はまた追ってお知らせします。市民の皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。
更新日:2020年10月01日