「2つの市街地×新旧2つの施設⇒街なかを元気に」(平成26年10月分)

更新日:2020年10月01日

 おはようございます。10月1日になりました。今月の月いちメッセージをお送りします。今日はみなさんに、2つの市街地に出来る新旧2つずつの施設にかける私の思いというテーマでお話しをしたいと思います。
 みなさんすでにご存じのことと思いますが、来年完成予定の市民プラザ跡地複合施設については、愛称が「はにぽんプラザ」に決定。また児玉総合支所複合施設については、愛称が「アスピアこだま」に決定しました。本日発行の広報ほんじょう10月号において、市民の皆さまにお知らせします。
 本庄と児玉、2つの古くからの市街地にそれぞれ完成する2つの新しい施設には、市民はもちろん、市外からも多くの方々に訪れていただくための仕掛けができます。
 「はにぽんプラザ」は市民活動の拠点として高齢者から若者まで幅広く活用される施設ですが、山車も展示できる吹き抜けのホールと市内各所を紹介する、市民が作成した映像が流れる観光案内のコーナーもできます。
 「アスピアこだま」は児玉地域の行政、生涯学習、子育て支援、健康づくりの拠点ですが、「我が国の文化史上における偉人」塙保己一の新しい記念館も、本格的なディスプレイをほどこしたミュージアムとして併設されます。
 本市では、これら2つの新しい施設のオープンに加えて2つの市街地に以前からある、「富岡製糸場と絹産業遺産群」に関係する歴史的な建造物の改修や内部リニューアルも実施します。
 中心市街地においては、中山道沿いの旧本庄商業銀行煉瓦倉庫が文化財的な価値を残しながら耐震改修を行います。完成のあかつきには、全国屈指の繭市場だった本庄の繁栄を感じつつ将来にわたり市民に活用される施設になればと期待しております。
児玉市街地においては、競進社模範蚕室の内部展示のリニューアルを行います。世界遺産の「高山社跡」との連携により、多くの見学者が養蚕技術改良の偉人木村九蔵の業績と我が国産業教育振興にかけた先人の魂に触れることを期待しております。
 さて、このようにそれぞれの市街地の中に、新旧2つずつの魅力ある施設を設けることが、どのような効果を生み出すかでありますが、まずはぜひ、市内外の多くの方々に、これらの施設を訪れていただきたいです。我々も自分自身の用事でこれらの施設を使うだけでなく、例えば遠くの親戚や友人が本市に来られた際「山車を見せに連れて行くよ」とか「塙保己一を紹介するよ」あるいは「煉瓦倉庫で絵画展やっているから見に行こう」とか「木村九蔵を紹介するよ」といって案内することも出来ると思います。
 また、これら新旧の施設の立地状況を見ると、「はにぽんプラザ」と「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」の間は直線距離約250メートル、「アスピアこだま」と「競進社模範蚕室」は直線距離約400メートル、それぞれ散歩して行ける距離です。古い市街地にあってちょっと足を延ばせばもう一つの施設に行けるということで、回遊する人の流れ、つまり「街なかを歩く人」を増やせるのではないか、ぜひ大いに増やしたいです。
 そのためにも、今後観光客を迎えるための大型バス駐車場の確保や、トイレ、休憩スペースなどの整備も行い、街歩きのコース沿いの景観整備や、空き店舗対策事業のより一層の活用など、さまざまな施策を市民・行政みんなで推進できればと考えます。
 街のにぎわいを取り戻すのは非常に難しい課題ですが、せっかく新旧2つの施設がそれぞれの古い市街地の中に出来るのですから、何とかこれを契機に、本庄・児玉の街なかを、みんなで元気に魅力あるものとして甦らせたい。この思いをまずはみなさんに伝えたく、今日はお話しをさせていただきました。
 最後に、「はにぽん」がゆるきゃらグランプリでがんばっていますが、当初30番台の順位が残念ながら50番台に落ちています。ぜひみなさんのもう一押しの応援をよろしくお願い申し上げ、以上で月いちメッセージを終わります。今月もお体を大切に、みなさんがんばってください。

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